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箱館政権:海軍・艦隊

海軍は以下の通り。海軍は「榎本艦隊」とも称される事がある。
日本人に馴染ませる為に船名を敢えて、日本名に改名している。

軍艦 開陽(かいよう) 回天(かいてん) 蟠龍(ばんりゅう) 千代田形(ちよだがた) 高尾<二番回天>(たかお)
輸送船 神速(じんそく) 長鯨(ちょうげい) 大江(たいこう) 鳳凰(ほうおう) 千秋<回春>(ちあき)

旗艦軍艦:開陽

排水量2590トン
全長72.80メートル
13.04メートル
速度10ノット
馬力400
装備などマスト3本・
大砲26門(後に9門追加)・ガドリング砲など
幕府への引き渡し経緯 幕府発注による軍艦としてオランダはドルトレヒト市
ヒップス・エン・ゾーネン造船会社にて建造される。
1866年9月に完成し、榎本以下の留学生は開陽と共に帰国。
幕府への引き渡しは1867年6月22日。
当時の軍艦としては世界最新鋭とされていた。
ネーミングの由来読んで字の如く「夜明け前」。
北斗七星の端から2番目の星も「開陽」と呼ばれる。
オランダ語では、さしずめ「フォールリヒター」。
艦長沢太郎左衛門
主な海戦歴唯一の海戦は1868年1月の兵庫沖に於ける官軍戦。
開陽を筆頭にした旧幕府軍の海軍力は、官軍のそれとは比較にならない程高く
旧幕府軍の勝利に終わる。
開陽一隻で津軽海峡を制海する事が出来たが、11月江差沖で座礁沈没。

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軍艦:回天

排水量1678トン
全長69.2メートル
10.6メートル
速度12ノット
馬力400
装備などマスト3本・大砲13門・蒸気外輪車
幕府への引き渡し経緯 原名は「イーグル」。1855年プロシアはダンジック市にて建造。
プロシアの軍艦だったが、廃艦となりこれをイギリス商人によって修繕される。
後、アメリカ商人の手に渡り、1866年に長崎に於いてアメリカ人
ウォールスより幕府が購入する。開陽に次ぐ主力軍艦。
ネーミングの由来「天下の形勢を一変させる・衰えた勢いを盛り返す」と云う意味。
艦長甲賀源吾・後に根津勢吉
主な海戦歴回天の海戦で忘れてならないのが「宮古沖海戦」。
明治新政府軍に引き渡された「甲鉄」を奪還する目的で「アボルタージュ」を実行。
箱館政権終焉間際まで主力軍艦として戦ってきたが、1869年5月7日の箱館海戦で
機関に被弾し以降「浮き砲台」と化す。11日に自焼。
回天の詳細はここを参照

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軍艦:蟠龍

排水量370トン
全長42.2メートル
6.4メートル
速度
馬力128
装備などマスト2本・大砲4門・蒸気内輪車
幕府への引き渡し経緯 原名は「エンピロール」。イギリスはブリキウォールにてイギリス皇室御召遊覧船として建造。
1858年にビクトリア王女から幕府へ贈呈される。
艦長松岡磐吉
主な海戦歴1869年5月11日の箱館海戦で新政府軍の軍艦「朝陽」を撃沈させるが
全弾を撃ち尽くした為、艦長の松岡磐吉は浅瀬に乗り上げさせ自焼。
後にイギリス人によって修繕させられ、開拓使へ売却される。1898年に廃艦。
蟠龍の顛末はここを参照。

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軍艦:千代田形

排水量158トン
全長31メートル
4.5メートル
速度
馬力60
装備などマスト2本・大砲3門・蒸気内輪車
建造経緯 日本人の手によって建造された初の軍艦。1866年に完成。
艦長森本弘策
主な海戦歴5月1日に箱館沖を巡回中に浅瀬に乗り上げが、この時艦長は離礁が不可能と判断し
機関を大破させる。後に新政府軍によって捕獲される。こにより艦長は一兵卒へ降格し
責任を感じた副艦長の市川慎太郎は切腹した。

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軍艦:高雄(二番回天)

排水量約1000トン
全長約56メートル
速度
馬力250
装備など大砲5門・蒸気内輪車
引き渡し経緯 秋田藩の軍艦。アメリカ製で原名は「アシュロット」。
箱館政権が箱館市内を占拠した事を知らなかった高雄は、箱館沖で捕獲される。
そのまま、箱館政府の軍艦として接収される。「二番回天」とも称される。
高雄には薩摩藩士の田島圭蔵等が乗船していたが、彼等は解放されている。
田島は後に新政府軍側の使者として榎本達に降伏を促す事になる。
艦長古川節蔵
主な海戦歴回天と共に宮古沖海戦に出動。しかし機関の故障により
実際の作戦に参加出来ず、新政府軍によって捕獲される寸前に自焼。艦長以下は盛岡藩に降伏。

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以下長さの単位は「フィート」です。※1フィート=約30.5センチ

輸送船:神速

排水量250トン
全長130フィート
16フィート
速度
馬力90
装備など蒸気内輪車
引き渡し経緯 原名「メテヨ」。1861年アメリカはシャムロ市にて製造。
1864年箱館にて購入。
備考開陽の離礁を救援する為に江差へ向かったが
開陽共々沈没する。

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輸送船:長鯨

排水量996トン
全長250フィート
36フィート
速度
馬力300
装備など蒸気外輪車
引き渡し経緯 原名「ダンバートン(ドムバルトン)」。1864年イギリスはグラスゴー市にて製造。
1866年横浜にて購入。
備考5月の箱館海戦にて拿捕されるが、後に大蔵省・民部省へ引き渡される。

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輸送船:大江

排水量
全長160フィート
26フィート
速度
馬力120
装備など
引き渡し経緯 原名「ターキャン」。1861年アメリカはニューヨークにて製造。
1864年横浜にて購入。

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輸送船:鳳凰

排水量
全長132フィート
30フィート
速度
馬力
装備など
建造経緯 1854年浦賀にて建造。66年に石川島にて改造。別名「豊島形」とも。
備考5月の箱館海戦にて拿捕される。

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輸送船:千秋(回春)

排水量263トン
全長
速度
馬力
装備など
引き渡し経緯 原名「ダニエル・ウェブスター」。1851年アメリカはボストンにて製造。
1861年横浜にて購入。

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